第20回(平成22年6月25日)

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東京に行って元気を取り戻した!

 東京に行ってきた。主たる目的は、私が属している社団法人日本不動産鑑定協会から表彰するからという連絡があった。出席することになった。表彰の主旨は、永年にわたり(30年以上)鑑定評価員として地価公示業務に従事し貢献した。その功績は誠に顕著であるということによる。少し恥ずかしいような気持ちもあるが、開業(昭和52年3月)以降33年が経過した。長いようでもあり短かったように思う。不動産鑑定の業務は若い資格者(不動産鑑定士)にシフトしているが、最初と最後は、先輩不動産鑑定士として指導的立場で振舞っている。また、「まちづくり総合研究所」も稼動中で新規分野をこなしている。現役である。もちろん、これからもガンバル。元気にお勤めができることはありがたいことです。なお、表彰状は別掲の通りですから、リンクしてみて下さい。

 東京に行く楽しみが増えたのは、東京駅近く(二重橋前)に「三菱一号館美術館」ができたこと。三菱財閥が、明治27年にレンガ造りの建物をつくったのだが、一旦は取り壊した。昔通りに最近再建したのが、三菱一号館である。一般人も出入りでき、レトロな気分を味わえる。“マネとモダン・パリ”の特別展を行っているので観てきた。

 また、六本木(乃木坂)に、数年前に「国立新美術館」ができた。オルセー美術館展2010“ポスト印象派”という特別展を行っている。東京国立博物館と違い、企画展とか個人(同人)による作品展などを行う。かなり自由な形式の美術館で、新しい発想にもとづく美術館である。その他、特筆できるのが南青山(表参道)に新装された「根津美術館」である。国宝や重要文化財など多数を収蔵している。ここも観る価値がある美術館の代表である。特に、お庭が広くてすごい。

 思えば、個人では保管や盗難など持ちこたえるのが大変だから、国宝級のものは、しっかりした収納庫を持つところなどで保管し、収集してもらうのがやはりいいことだと思う。国民的見地から判断する限りそう思う。

 私は、東京・京都・奈良などに行くと美術館や神社仏閣めぐりができるのが楽しみで、仕事で出張する時は余裕をみて、美術館等で時間をつぶしている。私にとっては幸せなひと時である。幸せな時の流れを喜んでいる。元気になれるからだ。

 

おかやま適塾

馬場 勉


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