ふと目に留まって興味がわいた。平成 22 年 10 月 2 日付日本経済新聞社の別刷版NIKEEIプラス 1 という紙面の「何でもランキング」の『散策したい歴史ある町並み』として 1 位から 10 位までを理由付けして掲載している。
1 位 萩市堀内地区(山口県萩市)
2 位 高山市さんまち(岐阜県高山市)
3 位 川越市一番街(埼玉県川越市)
4 位 倉敷市美観地区(岡山県倉敷市)
5 位 白川郷合掌造り集落(岐阜県白川村)
6 位 産寧坂(さんねいざか、三年坂ともいう。 京都市)
7 位 角館武家屋敷通り(かくのだて、秋田県 仙北市) 8 位 吹屋ふるさと村(岡山県高梁市)
9 位 妻籠宿(つまごじゅく、長野県南木曽町)
10 位 伊根浦舟屋群(京都府伊根町)
ということになっている。
調査の方法は、専門家におすすめの場所を挙げてもらったほか、「ゆっくり楽しめる」「見どころが多い」「休憩や飲食場所が豊富」という視点でも評価してもらった、ということだ。
いずれも上位 10 位のすべてのスポットが国の「重要伝統的建造物群保存地区」になっている。
1位から 10 位のうち岐阜県、岡山県、京都府は2ヵ所が選定されランキングインしている。興味がそそられる選択結果だ。
特に、岡山県からは「倉敷美観地区」と「吹屋ふるさと村」が高い評価を受けて選定されていることは、県民として誇りを持とう。岡山県はまんざらでもないと、自信を持って良いのではないでしょうか。要するに、専門家の評価では岡山県の存在価値は高く認められている。私は1位から10位の内、7か所はすでに訪れている。いまだ訪れていないのは、3位の川越一番街と7位の角館武家屋敷通り及び9位の妻籠宿である。いずれの日にか、たずねてみたいと思う。
さて、岡山自動車道の高速料金がタダになったというので、蒜山に行くために通行してみた。が、休日だったにもかかわらず、以前より少しは交通量が多いような気がしたが、渋滞というような状況ではなかった。タダだから走ってみようと思う人は、さほど多くないのではないかと思われる。社会実験の結果がどう出るかだが、ビックリするほどではなくて予測の範囲内であろう。タダならわざわざ利用するという人は比較的少ないということか、あるいは、旅をすればお金がかかるから、倹約のため近場で時間つぶしをして我慢ということか。デフレ時代は人の心まで蝕んでいるのかもしれない。私の単純な浅はかな考えでは、よくわからない…。
おかやま適塾
馬場 勉 |