第72回(平成23年9月7日)

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私の名(迷)案 2題


 9 月に入ってすぐ、 13 年ぶりに台風 12 号が直撃した。岡山県内を、南から北へ一直線に北上。 1 時間 10 kmの遅い速さのため長時間台風が留まり大量の雨をもたらした。幸いなことに、岡山では死者や行方不明者はいなかった。しかし、台風直下地域ではなく、離れた紀伊半島を中心に和歌山県内では、多数の犠牲者を出した。皮肉なことだ。水は怖い。平生は静かでも、一度暴れ出すと想像を絶する力を発揮する。

 私は、予定があったため台風の最中に、通行止めを気にしながらクルマを走らせた。幸いに、目的地まで行くことができ、やれやれということでした。

 どじょう内閣が、発足した。泥臭いどじょうというキャッチフレーズだがどじょうのすみかは泥の中かも知れないが、どじょうは高級魚である。高い値段がする。ウナギより高い。「柳川鍋」が有名だが、なかなか口にすることができない。岡山でもどじょうを売っているところは、川魚専門店でしか手に入らないはずだ。どじょうといえば庶民の魚というイメージが先だが、とんでもない。どじょう内閣とはいうものの逆説的にいえば、あまり庶民的ではなく近寄りがたい内閣になるかもしれない。お手並み拝見といきたい。

 

 さて、私は二つの命題について、一般論より少し角度の違う考え方を持っている。

 まず、復興財源が必要だから、増税論議が現実の問題になる。財源として宗教法人に課税することを考えるべきであろう。「慈悲と愛」をモットーにする宗教だから、東日本大地震の災害に対して、真っ先に援助してしかるべきである。宗教法人に課税しない理由がよくわからぬが、企業と同じで、赤字法人には課税できない。よく稼いでいる観光寺をはじめ、その他の収入の多い宗教法人の利潤に課税するのは別段問題は生じないはずである。こういう議論が、欠落しているのはなぜ?強力な反対勢力がいるからだろうか?

 

 次に、原発の問題が生じてから、電力の問題が社会問題となっている。太陽光や風力を活用するなど、自然の力を活用するという話が活発に持ちあがっている。風力発電は環境の面から原風景を破壊するのではないかと思う。

 私は、自動車はバッテリーを搭載してクーラーとかライトなどの電源に利用されているが、効率の良いバッテリーなどを開発して搭載し、自家発電した電気を取り出して家庭で使用するようにしたり、売電したらと考える。特に新幹線等には、全車輪に発電装置を取り付ければ相当の電気を発生させることができると思われるが如何でしょうか、素人の戯言でしょうか?発想を変えればよい。前述したような手段で電気を溜めて、売電すれば環境破壊にもならず、一石二鳥になり良いと思うのだが…。

 いずれにしろ、副産物として発生している熱を電気として蓄積させ取り出して活用すれば、電気不足に役立つ。他の手段より発電のための投資額(コスト)も少なくしてすむのではないか。法律で売電できるシステムが確立しているのだから真剣に取組むことが必要だろうと考える。如何でしょうか? 

   

おかやま適塾

馬場 勉

 

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